地域別ラーメン店紹介（京都府）つけ麺や　ろぉじ

つけ麺や　ろぉじ

味玉つけ麺
（780円）

入口近くにある食券機にて「味玉つけ麺」を選択...おろろ...200〜400gまで、料金は同じですかぁ...ボタンを押してから気付きました...（泣）目の前に出されたつけ麺は、珍しい金属製の器に入ってる...見た目は味気ない器（小学校の給食をふと思い出しました。）なんだけど、よく考えられた器ですよ...麺の方は二層構造になっており、内側はざるのように穴が開いている...麺の余分な水分は、その穴に落ちる仕組みになっているんですよ...つけ汁の器も金属なんだけど、これの理由は後で知ることになる...

やや量が少なめのつけ汁は、豚骨+魚介のパンチの効いたもので、高倉二条と比べると、テロリとした感じで結構オイリーですね...

気になっていた麺ですが、高倉二条の時に感じた「ボソボソ感」は最小限で、十分に許せる範囲内の全粒粉の麺ですね...本当にしっかりと小麦の風味を感じられる麺でした。高倉二条のほぼ蕎麦に近いような褐色の麺に比べると、白っぽくラーメン寄りな感じはしますが、僕はこちらの方が好みです。

さて...卓上に置かれている電磁調理器を使ってみる...つけ汁の器を置いてスイッチを入れてみると、ほんの数十秒でポコポコと音をたてる...なるほど...このための金属の器だったんですね...これは面白いわ...これならば気兼ねなくつけ汁を温め直すことができますよ...パンチのあるつけ汁に、香り高い全粒粉の自家製麺...そしてこの新しいシステムとくれば、インパクトは十分でしょう...('07.12.3)

［総評］さすがは飲食コンサルタントをやっていただけあって、高倉二条と同様、お客さんの心をつかむのが上手いですね...単なる２号店ではなく、しっかりと主張を持ったお店に仕上げています。

卓上のカスターセットにしても他店とは一味違うし、電磁調理器のアイデアもすごいな...内外装はいかにも京都らしく、粋な感じですね...厨房を囲むようなカウンターだけの造りで、細長い店ながらメインとなる「つけ麺」を作りやすいように、厨房は工夫されている...入口近くの食券機の周りが混雑しそうだが、それ以外はゆったりとして雰囲気もいいので、実に心地よい...女性だけでも全く抵抗なく入ることができるのではないでしょうか...('07.12.3)