地域別ラーメン店紹介（大阪市内　北区）総大醤

厨房上のメニュー表を見上げると「黒大醤こいくち」を発見...早速注文してみました。高井田系や他のブラック系のラーメンをいただいていたので、多少の黒さでは驚きませんが、スープはさすがに黒いですね...湯浅の再仕込み醤油をさらに濃いめにブレンドしているようですが、本当に香ばしい香りが鼻をくすぐる...まずスープを一口...ん...何かひっかかりを感じますね...後口に苦みが残る...通常の黒大醤よりパンチはあるけど、バランス的には疑問が残りました。麺にも若干のぬめりを感じたし、この日はコンディションが悪かったのかもしれませんね...レンゲでスープの底をすくうと、ユズの欠片が現れる...このあたりは総大醤らしいところ...隣で相方は普通の黒大醤を食べていたので、スープを一口もらったのですが、やさしい口当たりながらも、こちらの方がまとまりがいいように感じました。('07.11.20)

今回は塩ラーメンに50円UPして、梅入りでいただきました。器の色、スープの色、中央の巻きチャーシューの上にトッピングを寄せて、アクセントの梅干しの赤...スープ表面の油といい、配置といい、本当にそそられるビジュアルですよ...スープはあっさりした塩ではなく、出汁の効いたしっかりめの味です。ややしょっぱめかもしれないな...途中から、梅を箸でほぐして行くと、変化があって、これはこれで好きです。でも...スープを飲んで行くうちに、この店の特徴である柚子とバッティングしてしまう...どちらも香りの強いものだけに、梅入りを注文した際は、柚子を外す方がいいかもしれませんね...（僕は柚子が大好きなんだけど...）僕好みで旨味たっぷりのスープに対して、麺が若干ごわついた感じがしたのが残念ですね...以前食べた黒大醤やつけ麺では感じなかっただけに、たまたまでしょうか...('07.5.7)

前から気になっていたつけ麺を、ようやくいただくことができました。醤油と塩を選べるみたいですが、まずは塩を注文...つけ汁の上にはうっすらと香味油が浮いていて、輪郭のはっきりした味ですね...酸味の少ない和風ダシの効いた塩つけ汁です。

やや小降りの器ながらも、たっぷりかかった葱やうずまきナルト、海苔の下には、チャーシューが２枚と半熟味付け玉子が丸ごと一個隠れている...

箸で潰すと中から美味しそうな黄身が...（笑）総大醤らしく、香り付けのユズがアクセントになっていますね...

これに、黄色みがかったプリプリの中太縮れ麺を合わせる...スープとの絡みもいいし、これはたまらんなぁ...('07.1.7)

濃い褐色のスープの上には香味油が浮いており、見た目ではもっとこってりしたものを想像していたんだけど、実にいい具合じゃないですか...しつこすぎるワケでなく、しっかりとした旨味が出ています。豚骨、鶏ガラの動物系に、魚介系（カツオ、メジカ、サバ、サンマの節と、ウルメイワシの煮干し）のダシを合わせているんですね...醤油ダレには湯浅の再仕込み醤油を使っているそうですが、カドがあるワケでなく、香りもいい...それぞれの個性を強さを、柚子の香りが和らげているような感じがします。モチモチとした弾力のある麺、しっかりとしたチャーシュー、ネギ、メンマ、海苔、ナルトと特別な具材はないものの、丁寧な作業を見ても、店主の真面目な姿勢が、この一杯に詰まっているような気がしますね...この日は「洛二神」との連食で、互いのレベルの高いＷスープを比較することができたのですが...インパクトの強さでは「洛二神」...毎日通うなら「総大醤」...この違い、わかりますかね...（笑）('06.4.11)